4月に所属事務所を退所し、9月には持病の「尋常性白斑」を告白した奥菜恵(44)は、今、大きな転換期を迎えている。かつて“魔性の女”と呼ばれた彼女も、今は3回目の結婚をして、2児の母として子育てにもまい進している。【前編】では事務所独立の真意や持病を公表した経緯などを語ってくれたが、【後編】では、3回目の結婚に踏み切った理由や、母となった今の「死んでもいいほどの幸せ」を話してくれた。
【前編】<「奥菜恵」独白90分 「事務所独立の真相」から「病気を公表した理由」まで初めて語る“真実”>より続く
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透明感100%な黒髪の美少女。13歳でデビューした奥菜は、瞬く間に“清純派女優”としての地位と人気を確立する。しかし10代後半、数々の男性との浮名が流れると、次第に“魔性の女”と呼ばれるようになった。世間からの好き勝手な呼び声について、奥菜はどう受け止めていたのだろうか。
“清純派って言われたり、魔性って言われたり。そういう声に悩んだり、いら立ったりした時期もありました。反発から、“清純派”時代にあえて汚いジーパンをはいてみて、周りの大人から怒られたことも。でもだんだん、世間の方がイメージしている私と、自分や周りの人が知っている私を、切り離して考えられるようになりました。今となっては、「清純と魔性の両方の要素を持ってるなんてすごくいいじゃん、ありがたい!」って思います(笑)。”