一方の増田は一軍での実績こそないものの、プロ入り前から期待が大きかった右の強打者。昨年は二軍で3割近い打率を残し、今年は一軍でキャリアハイとなる35試合に出場して12安打、1本塁打という数字を残している。24歳とまだまだ若く、貴重なパンチ力のある右打者だけに、今後の成長を期待する球団もありそうだ。
一度自由契約となった選手が他球団と契約を勝ち取るのは簡単なことではないが、ドラフトの結果や主力選手の去就の都合で新たな戦力が必要となる球団が出てくる可能性は高い。環境が変わることで才能が開花する選手も多いだけに、ここで名前を挙げた中から、驚きの飛躍を見せる選手が出てくることを期待したい。(文・西尾典文)