レトロゲームも需要がある。ブックオフのゲーム担当者によるとファミコン、スーパーファミコンが人気で、マリオシリーズ、ドラゴンクエストシリーズが売れ筋だ。レアなソフトに限らず、レトロゲーム全体の値段が上昇傾向だという。
「ここ3年で売り上げは3倍以上に伸びました」(ゲーム担当者)
購入者層は40代以降の男性が最も多い。小学生のころにファミコンで遊んだ世代だ。レトロゲームならではの「温かみ」もあるようだ。「粗目のドットの映像は、細部まで表現されていないために、プレーヤーに想像の余地を残すんです」(同)
都内のブックオフには、レトロゲームを求めて、多くの外国人が訪れるという。日本人は使い方が丁寧で品質が良いとして「ユーズド・イン・ジャパン」という言葉もあるという。(編集部・井上有紀子)
※AERA 2023年11月6日号より抜粋