オリックス時代の野田浩司さん

選手へのご褒美

――日本シリーズ経験者として、登板時の注意点などは何でしょうか?

野田 私は1995年と96年に日本シリーズのマウンドを踏みました。(編集部注:95年対ヤクルト1勝4敗=第2戦7回3分の2を2失点、勝ち負けつかず。第4戦・第5戦はリリーフ。96年対巨人4勝1敗=第3戦6回3分の1を2失点、勝ち投手)

 95年は3連敗したので、第4戦・第5戦も投げました。96年は日本一の美酒を味わえました。日本シリーズは、ペナントレースを勝ち抜いてこそ踏めるひのき舞台であり、選手へのご褒美だと思います。緊張のなか、そう考えれば気も楽になります。両チーム選手のいいパフォーマンスを期待してやみません。

セ・リーグ、パ・リーグのクライマックスシリーズ2023ファイナルステージの結果

【阪神】

(1)◯阪神4-1●広島 村上頌樹6回1失点。森下翔太1号。

(2)◯阪神2―1●広島 伊藤将司7回1失点。木浪聖也サヨナラ打。

(3)◯阪神4―2●広島 大竹耕太郎5回2失点。坂本誠志郎2打点。

【オリックス】

(1)オリックス◯8-5●ロッテ 山本由伸7回5失点。紅林弘太郎3打点。

(2)オリックス●5-6◯ロッテ 田嶋大樹6回4失点。レアンドロ・セデーニョ1号。

(3)オリックス◯2-0●ロッテ 東晃平5回0失点。若月健矢3安打、代打・頓宮裕真タイムリー。

(4)オリックス◯3-2●ロッテ 宮城大弥6回0失点。森友哉先制2ラン。

(新條雅紀)