「これをきっかけに、荒田という選手を知ってもらえたらうれしいですし、ハイダイビングという競技に興味を持ってもらえたらうれしいです」

 今日も荒田は東尋坊で飛ぶ。いつか、世界のトップ選手たちと肩を並べるために。東尋坊発、世界行き。荒田は今、そのスタート地点に立ったばかりである。(文・田坂友暁)