AERA 2023年10月16日号より

「自分には高さがない分、強さに磨きをかけないといけない。世界に出れば、相手選手とのコンタクトはよりタフなものになるので、強い体を作るためのトレーニングを重ねています」

 私生活もバスケ中心に組み立てている。オフの日は体のリカバリーのため食事や睡眠にも気を配る。

「バスケがない日は極力休みたいし、インドア派です。アウトドアは好きだけど、疲れるじゃないですか(笑)。そうするとバスケのトレーニングの質も下がるかなと思って。最近は漫画も読まないし、映画も見ないし、ゲームもしないです。友達と電話したり、ごろごろしたり、体を休めることばかり考えています」

 バスケが好きでたまらない。やめたいと思ったこともない。自他ともに認めるバスケ青年は、撮影の合間もボールと戯れ、ペイント外からのシュートは一度も外さなかった。(編集部・秦正理)

AERA 2023年10月16日号

著者プロフィールを見る
秦正理

秦正理

ニュース週刊誌「AERA」記者。増刊「甲子園」の編集を週刊朝日時代から長年担当中。高校野球、バスケットボール、五輪など、スポーツを中心に増刊の編集にも携わっています。

秦正理の記事一覧はこちら
暮らしとモノ班 for promotion
台風シーズン目前、水害・地震など天災に備えよう!仮設・簡易トイレのおすすめ14選