プロバスケットボール選手 河村勇輝(写真:AFP/アフロ)
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 プロバスケットボール選手の河村勇輝さんがAERAに登場。小柄な体からは、バスケへの情熱がほとばしっていた。AERA 2023年10月16日号の記事より。

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 誠実。バスケに対しても、人に対しても。河村勇輝への取材を通して感じたのはその2文字だった。昨季のBリーグではシーズンMVPと新人賞をW受賞する快挙を成し遂げ、8月に開幕したFIBAバスケットボールワールドカップ2023(W杯)でも日本代表を牽引したスター選手でありながら、おごりはない。

 記者に対しても、コートに入るときと同じように深くお辞儀をして、「はじめまして、河村勇輝です」とあいさつし、質問には目をまっすぐ見て答える。

 2メートルを超える選手もざらにいる中で、コートを縦横無尽に駆け回る河村はひときわ小さい。身長は172センチ。W杯の出場全選手中、富樫勇樹(千葉J)らに次いで3番目に低い選手だった。

 しかし、分厚い胸板に盛り上がった肩の筋肉と、世界で戦うためのエネルギーが詰まりに詰まった肉体は、身長以上に大きく見えた。

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