・2位同志社大24人
2019年大会までの代表累計1位は同志社大24人だった。最近は2大会連続、日本代表を出していない。1987年大会は8人、91年大会では6人も名を連ねている。平尾誠二(87、91、95年大会)、大八木淳史(87、91年大会)、林敏之(87、91年大会)などだ。同志社大が82~84年度、大学選手権3連覇を果たしたころの主力メンバーである。いまの帝京大に似ている。
・3位帝京大21人
2015年大会まではそれほど多くなかったが、19年大会に7人の代表を送り出してから、日本代表の「供給源」となった。2009~17年度の大学選手権9連覇により、ワールドカップ代表クラスの選手が育成されたと言っていい。大学体育会の先輩後輩の不条理な序列、封建的なあしき体質を排除したことでも知られる。高校生の優秀な選手は、早明よりも帝京大を選ぶようになった。
・3位明治大21人
ワールドカップ日本代表に4回(1991、95、99、2003年大会)も選ばれた名選手がいる。元木由記雄だ。学生時代から日本代表として活躍した。1980~90年代、早明ラグビー人気を支えたのが元木と吉田義人(91、95年大会)、早稲田の今泉、堀越らだった。国立競技場に5万人以上の観客を集めた。
・5位法政大18人
第1回大学選手権(1964年度)の優勝校である。桜庭吉彦(87、95、99年大会)、伊藤剛臣(99、2003年大会)、遠藤幸佑(07、11年大会)、日和佐篤(11、15年大会)など、ワールドカップ連続出場を果たした名選手がそろう。
・6位京都産業大16人
大学選手権の優勝経験がない。しかし、個性的な選手が輩出した。3大会連続出場の田中史朗(2011、15、19年大会)、大畑大介(1999、2003年大会)など名選手が生まれた。彼らは現在、ラグビー解説ではすっかりおなじみとなっている。
・6位関東学院大16人
稲垣啓太の出身大学として知られる。1990年代半ばから2000年代半ばにかけて早明の伝統校を蹴散らして大学日本一に6回輝いたが、稲垣に優勝経験はない。その後、07年、部員が大麻栽培で逮捕されたことで対外試合ができない時期があった。監督は辞任し、それ以降チームにかつての勢いが失われ、大学選手権上位進出が難しくなった。