早稲田大は19年度に11年ぶり16回目の優勝を果たした。このときのメンバーには4年に主将の齋藤、3年に下川、2年には長田がおり、23年大会にそろって出場する。
このほかの日本の大学は1人ずつだ。
- 関東学院大(稲垣啓太)
- 埼玉工業大(ヴァルアサエリ愛)
- 摂南大(ジョネ・ナイカブラ)
- 大東文化大(アマト・ファカタヴァ)
- 拓殖大(具智元)
- 天理大(シオサイア・フィフィタ)
- 東海大(リーチ マイケル)
- 日本大(シオネ・ハラシリ)
- 明治大(福田健太)
帝京大は18年度に大学選手権10連覇をめざしたが、準決勝で明治大に敗れてしまう。同年度、明治大はそのまま波に乗って決勝で天理大を退け、22年ぶり13回目の日本一となった。このとき、主将をつとめたのが、代表初選出の福田である。
20年度、天理大が初優勝した。メンバーにはトンガ出身のシオサイア・フィフィタがいる。23年大会で初めての日本代表となった。
23年大会の日本代表には、筑波大、慶應義塾大、日本体育大、法政大、同志社大などラグビー強豪校出身者が見られない。15年大会で華麗なステップを見せた山田章仁は慶應義塾大、19年大会ではその快足で世界を驚かせた福岡堅樹は筑波大の出身だった。さびしさを感じる。
19年、23年大会では日本代表に学生が一人もいない。15年大会では早稲田大の藤田慶和、筑波大の福岡が活躍した。代表には21歳がいるので、これもさびしい。
歴代のラグビーW杯代表選手、出身校ランキング
歴代のワールドカップではどんな選手が活躍しただろうか。
1987年大会から2023年大会の日本代表になった選手の出身大学を調べてみた。
ラグビーの歴史、日本のラグビー史を垣間見ることができる。上位9校の特徴、輩出選手を見てみよう(カッコ内がワールドカップ代表選手に選ばれた年。中退を含む)。
・1位早稲田大27人
2019年大会では山中亮平1人だったが、23年大会で6人出たことによって1位に躍り出た。15年大会では五郎丸歩、藤田、畠山健介が代表となり南アフリカ戦勝利という大金星をあげている。古くは増保輝則(1991、95、99年大会)、堀越正巳(91、95年大会)、今泉清(95年大会)などのスター選手が活躍した。