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「ルイボスティー」というお茶を最近よく見かけるようになった人も多いだろう。紅茶とは違う健康茶と呼ばれるお茶として今話題を呼んでいる。いったいなぜそんなに人気になっているのか? そもそも本当に人気なのか? 周りで飲んでいる人は「なんとなく健康そう」という印象で飲んでいる人も。ルイボスティーについて調べてみた。

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 数年前はあまりなじみがなかったルイボスティー。今ではコンビニのお茶のラインアップに並ぶまでになった。ファミリーマート、セブン・イレブン、ローソン、New Daysなどの自社ブランドで出されている。緑茶や麦茶、ジャスミン茶の横に置かれているのはルイボスティー。

 New Daysでは1Lのサイズ展開までされている。セブン・イレブンのルイボスティーは2種類もあってレモン風味のルイボスティーと通常のルイボスティーが売られている。レモン風味のほうは通常のルイボスティーよりも紅茶っぽさが強く感じられる。またファミリーマートのルイボスティーはアフタヌーンティーとのコラボ商品で、こちらも力の入れようをうかがえる商品である。

 サントリーが販売している「やさしい麦茶」などをはじめとするGREEN DA・KA・RAシリーズからも今年3月に「やさしいルイボス」が新発売されている。

 そもそもルイボスティーとはどんなお茶なのか?

 ルイボスティーは紅茶の一種だと思われがちだ。

 実際、筆者の周りにもアールグレイ、ダージリンなど紅茶の一種だと思っていた人もいた。同じカタカナの名前なので間違われがちだが、ルイボスティーは紅茶とは全く違う飲み物である。紅茶や緑茶はチャノキを原材料としているが、ルイボスティーはルイボスを原材料としており、全く違うものなのだ。

 南アフリカのセダルバーグ山脈でしか取れないマメ科の植物から作られる。 「不老長寿のお茶」とも言われ、なんとなくヘルシーなイメージをほうふつとさせる人も多いのではないだろうか。

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飲んでいる理由は「なんとなく健康そうだから」