「マツコ会議」の最終回ゲストに
友近は、芸人としてのスタートは決し早くはない。地元・愛媛県で旅館の仲居や情報番組のリポーターを経験し、27歳でNSC(吉本の養成所)入り。デビューは遅まきながら、「認められるのも早かった」と言うのは在阪のバラエティー番組のディレクターだ。
「新人時代から場慣れしていて芸達者、いわゆる“芸人が認める芸人”といった感じでしたね。デビュー当時は、若手メインの劇場に若い女性ファンしか客がいなかった時代なので劇場ではあまりウケてなかった。しかし、FUJIWARAさんやバッファロー吾郎さんに見いだされ、女芸人として頭角を現すのも早かった。全国的なブレークは、なだぎ武さんとやった『ビバリーヒルズ青春白書』のネタでした。その後も独創的なキャラに憑依した芸を一風変わった世界観で展開し、現在の地位に至ったのです。人気番組『マツコ会議』の最終回のゲストに呼ばれたのも友近さんでした。マツコさんぐらいの目利きが、今も友近のネタを認めているということです。芸人としてのポテンシャルは存分にあるので、本来ならバラエティーのど真ん中で活躍していてもおかしくない人材ですが、本人は今後もネタを中心に淡々とやっていく感じでしょう」