NHK放送センター(写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ)
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 ジャニー喜多川氏による性加害問題により、クライアント企業が一斉に“ジャニーズ離れ”に傾いている中、その余波は年末の恒例番組にも及びそうだ。

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 今年の大みそかに放送される「第74回NHK紅白歌合戦」では、目玉企画のひとつとして、東京ディズニーランドの開園40周年を記念した「ディズニースペシャルメドレー」が予定されていた。しかし、人権問題に厳しい米ウォルト・ディズニー社がジャニーズ勢とのコラボを認めない可能性が高い、と複数のメディアが報じた。

 毎年、「紅白」にはジャニーズ事務所から複数のグループが出場してきたこともあり、今年の動向に注目が集まっていたが、早くも厳しい逆風が吹いているようだ。

 芸能ジャーナリストの竹下光氏はこう語る。

「ジャニーズ事務所の性加害問題に対しては、真っ先に外資系企業が所属タレントのCM起用などに関して“NO!”を突き付けました。まだ正式発表ではないとはいえ、欧米をはじめとする海外の感覚で言えば、ディズニー社の判断は至極当然のものでしょう」

 そうした中、そもそも気になるのは今年の「紅白」にジャニーズ勢は出演するのかということ。

 昨年は「KinKi Kids」に「関ジャニ∞」、「King & Prince」、「SixTONES」、「Snow Man」、「なにわ男子」の6組が出場したが、今年は大幅減や「ゼロ」の可能性まで指摘されている。大手レコード会社の社員はこう話す。

「『紅白』の出場者選考基準に関しては、『今年の活躍』『世論の支持』『番組企画にふさわしいか』の3点が基準としてあるとされるものの、過去には『NHKに対する貢献度』も加味していると言われていました。昔から基準は曖昧です。今までも“ジャニーズ枠”があるとささやかれてきましたが、番組制作サイドは公には認めないでしょう。とはいえ、今年は世論や海外からの厳しい目もあり、いつも通りの“大挙出演”とはいかないでしょうね」

 その一方で、ジャニーズ勢がゼロになる可能性も低いのではないかと分析する。

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