「さすがにジャニーズ勢の出演自体をゼロにすると視聴率にも少なからず影響があるでしょうし、その前例をつくってしまうと、来年以降の選考に響きかねない。楽曲の売り上げで実績のある『SixTONES』や『Snow Man』の2組の出場という無難な形で落ち着きそうな気もします。仮に今年はジャニーズ勢の出演をゼロとするなら、“落選”ではなく、あくまでジャニーズ事務所サイドによる“辞退”という体で、来年以降の選考にしこりを残さない形にするのではないでしょうか」(同)
いずれにせよ、今年の「紅白」はジャニーズ勢が減る可能性が高そうだが、そのぶん多彩なアーティストの顔ぶれが期待できる。
「『紅白』は周年アーティストを重宝する傾向がありますが、今年はデビュー45周年を迎えた『サザンオールスターズ』や35周年の『B'z』、30周年の斉藤和義さんなどがいます。『サザン』のボーカルの桑田佳祐さんは昨年の『紅白』に『桑田佳祐 feat.佐野元春,世良公則,Char,野口五郎』名義で出演して『時代遅れのRock'n'Roll Band』などを披露しており、番組サイドとのパイプは健在でしょう。『B'z』は今年5月にボーカルの稲葉浩志さんが同局の『ニュースウオッチ9』に出演、7月放送の『クローズアップ現代』では特集も組まれており、これまでにないほどNHKとの距離感が縮まっている印象です。また、斉藤さんはデビュー20年目の2012年に『紅白』に初出場しており、今年8月に放送された同局の音楽番組『明石家紅白!』にも出演しています。それぞれがNHKと関係の深いアーティストと言えるでしょう」(大手芸能事務所のマネジャー)
そんな中、ジャニーズ出身アーティストの“サプライズ出演”も期待されているという。