妻「あー……わからない。とにかく犠牲になるのね、チームのために?」

私「大きく言うとそうだけど、『ランナーを進めるための犠牲』ね」

妻「犠牲になりたくない場合は?」

私「??? 『なりたくない』とかじゃないんだよね。野球はチームプレーだから。そうやって一点一点取っていくんだよ。勝利のためには犠牲も必要なんだよ」

妻「へー……犠牲バントっていうのはなに?」

私「フライが、バントになったと思いなさい! バントってのはバットを横に構えて、ボールの勢いを殺して転がす打ち方ね!」

妻「???」

私「こーいうヤツね!(バントの仕草)」

妻「あー、アレか」

私「そう! アレ! アレが犠牲バント……いや、違うな。犠牲にならないバンドもあるんだ。セーフティバントっつって、自分が生きるためにするバント」

妻「自分が生きるために? 自分本位な? 身勝手な? 良くないね」

私「いや、良くなくないの。ヒットになるためのバンドだから。自分がセーフになるためにやるバントでね、これはランナーがいないときに……いや、ランナーがいるときもやる場合あるか……あわよくば自分も生きようというような、でも結果的に犠牲バントになる場合もあるし、ランナーだけ死んじゃって、自分が生き残る場合もあって……」

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