特に大きな反響があったのが、隠岐の海(八角部屋、今年一月場所で引退)と遠藤(追手風部屋)によるお姫様抱っこ企画だ。協会のTwitterをフォローし、該当のツイートをリツートした人の中から抽選で「関取にお姫様抱っこしてもらえる権」をプレゼントした。抱っこしてくれるのが角界きっての人気力士とあって、「遠藤くんに、だっこされたい~\(^o^)/」「永遠の夢。小さい時から憧れてた」などのコメントが並んだ。
22年の三月場所では、前頭(当時)の志摩ノ海がつけていた、『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズに登場する岸辺露伴が描かれた化粧まわしが話題になり、1.9万リツートと4.2万いいねを集めた。どちらも過去最高記録だった。
Twitterのほかにも、インスタグラムやLINE、YouTube、さらにはTikTokと、あらゆるSNSを駆使して大相撲の魅力を紹介している。担当者は言う。
「大相撲という競技自体は知っているけれど、個々の力士については知らない人がまだまだ多い。力士にも歌がうまい人や釣りがうまい人、サウナが好きな人など、いろいろな人がいる。そんな力士たちの個性を協会のSNSで発信して、多くの方に届けるのがミッションだと思っています」