AERA 2023年9月11日号より

 21年に「ゼロエミッション(温室効果ガスの排出実質ゼロ)を実現する会・横浜」を立ち上げ、共同代表として横浜市に地球温暖化対策を訴える。

 昨年は、2030年度に温室効果ガスの排出を13年度比で50%削減する計画を掲げた横浜市に対し「日本全国の温暖化対策を引っ張るような、もっと高い目標を」と60%という数値を求める活動も行った。

「この転換点を過ぎると気候変動が一気に進むという『ティッピングポイント』が頭から離れません。私たちは『自然のバランス』をなめすぎて、思考停止になっていると感じます。木は切ったってどうせ生えてくるとか、海を汚してもなんとかなるさ、とか。これ以上気候変動が深刻化すれば、さらに多くの人たちが命の危険にさらされます。私は33歳ですが、子どもの未来を考えると出産するのも怖い。それほどの危機感があります。『いますぐ動かなきゃ』。そう強く呼びかけ続けたいです」

(編集部・小長光哲郎)

AERA 2023年9月11日号より抜粋

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