高木事務部長はこう語る。

「民間企業ですから、努力されてもどうにもならないことはあると思います。その点は仕方がないことかもしれません。ただ、学校側も、保護者や生徒に対する説明責任があります。ファクス1枚でも構いません。社長さんからの事情説明を求めたいと考えています」

 各自治体や学校は、急場をしのぐ対応と給食の1日も早い再開に奔走しているが、「いつ再開できるという話は今はできません」(広島県の担当者)

 ホーユーに事情を聞こうと電話を鳴らしたが、応答はなかった。

 一刻も早い説明が求められる。

(AERA dot.編集部・國府田英之)

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國府田英之

國府田英之

1976年生まれ。全国紙の記者を経て2010年からフリーランスに。週刊誌記者やポータルサイトのニュースデスクなどを転々とする。家族の介護で離職し、しばらく無職で過ごしたのち20年秋からAERAdot.記者に。テーマは「社会」。どんなできごとも社会です。

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