また、21年3月に発表された復旦大学のXia氏ら が世界398都市を調べた研究報告によると、大気汚染物質・二酸化窒素(NO2)が多いほど死亡全般、心血管原因の死亡、呼吸器原因の死亡が増えることがわかり、それら398都市の死亡の1.23%が大気中のNO2に起因すると推定されたと言います。

 さらに、ハーバード大学のElissa氏らは、51試験のメタ解析の行なった結果、大気汚染物質であるPM2.5の濃度が高いことと、認知症をより生じ易くなることが関連するかもしれないことが示唆されたということを報告しています。

 幸い、私の咳は数日で次第に治りました。念のために自宅で実施したコロナ検査でも陰性だったことから。風邪だったのだろうと推測していますが、今回の咳をきっかけに、天気予報のアプリに表示されている空気汚染の程度もチェックするようになりました。紫外線疲労予防とともに、空気汚染をチェックし、空気汚染がひどい時は外出を控えるよう気をつけたいと思うようになりました。

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