松下洸平さん直筆の連載タイトルロゴ

松下 僕は生放送で「菅田くんと友達になりたい。LINE交換したい」と何度も言ったんです(笑)。だから「ミステリ」のお話をいただいた時には「きたーっ!!」と。

菅田 そんなそんな、ありがとうございます。

松下 今回僕が演じるのは、遺産相続でもめる狩集(かりあつまり)家の顧問弁護士の孫、車坂朝晴。演者として僕の名前があがった時に、菅田くんが「松下さんいいですね」と言ってくれてたと聞いて、「おっし」と。菅田くんが僕のことを知ってくれているというだけでテンションがあがりました。

菅田 いやいや、もちろん知ってます(笑)。「カリギュラ」の演出家・栗山民也さんが松下さんをとても評価されていることも知ってましたし、お芝居と音楽を両方やってるという点で勝手な仲間意識もありました。

「ミステリ」のキャスティングって難しいんですよ。全員、両面あるキャラクターだから、奥行きが見えない人がいい。でも登場したときのテンションや印象はちゃんと美しさが必要なんです。普通すぎても、いい人すぎてもダメ。朝晴については、かなり早い段階から松下さんでいこう、となってましたね。

松下 うれしいです。僕はその時はまだ原作は読んでいなかったけど、断る理由はひとつもなくて。ただ、役柄を全然わかっていないままだったので、台本読んで初めて、これは大変な役を受けちゃったかもしれないと気づきました(笑)。

菅田 (笑)。危なっかしさが必要な役ですしね。あの台本だと、ともすればキレイにかっこよく演じることもできちゃうわけですよ。でも、最終的にはこっちが考えさせられるような形がいい。でも悪ぶってほしくはない。そんな役に松下さんの「エロ気」がはまってました。色気以上の「エロ気」です。最高でしたね。

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