ここ数年の間に、スキンヘッド芸人がすごく増えた。小峠さん(バイきんぐ)、坂井くん(鬼越トマホーク)、ハリウッド・ザ・コシショウ、長谷川さん(錦鯉)、あばれる君とか。たぶん、きっと、他にもたくさんいるはず。昔は、井手らっきょさんとボクくらいしかいなかったから、テレビ業界では、スキンヘッド芸人もだいぶ市民権を得てきたような気もする。バラエティー番組のひな壇に、スキンヘッドが2人いるなんてことは、昔はほんとなかったからね。これは、すごく良い傾向だとは思う。

 ただ、最近のスキンヘッド芸人は、もう少し、ボクを敬うべきだと思うんだ。言っておくけど、ボクは、あいつらとは同じ階級じゃないからね。あいつらは、それが、いまいち分かってない。

 だって、ボクは、こんなにスキンヘッド芸人が増える、ずっと何年何年も前から、スキンヘッド芸人として頑張ってきたんだ。前述したように、一昔前は、井手らっきょさんとボクくらいしかいなかったの。つまり、スキンヘッド芸人の元祖は井手らっきょさんで、それをちゃんと継承しているのがボクなんだ。

 だから、ボクは、あいつらとは違うの。同じ階級で、仲間だ、みたいな感じは出さないでほしい。

 わかった? これからは、もっと、ボクをレジェンド扱いするべきだしん!

(構成/AERA dot.編集部・岡本直也)

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