きっと今は、プレイヤーやパフォーマーの地位が上がったことで、相互の縄張り意識や、互助精神も薄らいでしまっているのかもしれません。きつい言い方をすれば「みんな自分のことしか考えていない」という状態。そりゃ、露出過多のボンデージ衣装のまま、「ファンサービス」の名の下に、柵ギリギリまで客に接近してしまうこともあるでしょう。だからと言って、胸を触っても良い理由にはなりませんが。
今考えると、デリカシーなくベタベタと触ってくる女性客は、女装者にとって大きなストレスでした。女装のおっぱいはただの「詰め物」なので、掴んだり揉んだりされると、そのまま背中やお腹の方にブラジャーごと行方不明になってしまうことも少なくなく、それでもしつこく触ってくる化粧の剥げた酒臭い女には、こっそり肘鉄などを食らわせていた記憶が……。善良な精神だけでは保てない。それが「秩序」というものです。
と、いつの間にか今週は、懐かしいクラブでの思い出話になってしまいました。皆さん、人が嫌がることはやめましょう。悪ノリする時は人を選びましょう。あと、単純に「心から触りたい」と思われるおっぱいは、ちょっと羨ましい限りです。DJ SODAさんの傷心が深くならないことを願います。