「梨園の世界は閉鎖的でミステリアス。浮世離れしているというのが、暗黙の了解だった。昔は浮気や女性問題が『芸の肥やし』と問題視されなかったが、今は時代が違う。一般常識やモラルから乖離したスキャンダルや不祥事が立て続けに報じられ、近年は歌舞伎界全体のイメージが失墜している。歌舞伎を鑑賞する年齢層は男女共に60代以上が非常に多いですが、伝統芸能として存続するためには若い世代にも興味を持ってもらわなければいけない。香川照之さん、市川猿之助被告と世間の人気度が高い役者が相次いでメディアから起用されなくなった事態は大きな痛手です」

　スポーツ紙の芸能担当記者は香川の近況についてこう証言する。

 「お酒を全然飲まなくなったと聞きました。香川さんは多忙な日々でお酒を飲むことがストレス発散になっていたが、酒癖が悪く打ち上げの席や女性が接客する店でトラブルを起こしていた。トラブルになった後に猛省するのですが、繰り返してしまう。決して許されないことですが、心身共に疲弊してブレーキが利かない状態になっていたのだと思います。今は歌舞伎の仕事に真摯に向き合い、夜の繁華街でも目撃情報がなくなりました。あんな騒動を起こしたので当たり前と言えば当たり前かもしれませんが……。再婚した奥さんもスキャンダルを承知した上で再婚に踏み切ったと思います。替えの利かない役者なので、テレビや映画でもう一度見たいですね」

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