スポーツ紙デスクは、再婚したことがこのタイミングで所属事務所から発表されたことについてこう推察する。

 「昨年8月に東京・銀座のクラブホステスにセクハラしていたことが報じられ、レギュラー番組やCMを相次いで降板する事態になった。ドラマや映画からも声が掛からなくなったどん底の時期でタイミングを失った。今回、週刊誌で再婚が報じられたことで、発表に踏み切ったのでしょう」

　香川は歌舞伎俳優の市川中車として昨年12月の公演で復帰。気になるのは俳優への復帰だ。迫力ある演技力と強烈な存在感で高い評価を得ていた。10年3月に『劒岳 点の記』で日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞。人気ドラマ「半沢直樹」では主人公の宿敵である大和田暁常務役を演じ、作品に不可欠な唯一無二の存在だった。

　香川とすればテレビ、映画の表舞台に復帰することは切実な問題だ。ホステスへのセクハラ騒動で、仕事が次々とキャンセルに追い込まれたことで違約金は莫大な額になるとみられる。さらに、再婚したことで愛すべき家族を養っていかなければいけない。歌舞伎の普及活動という意味でもメディア媒体への露出は重要な意味を持つ。

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