14位の新潟は、ここまで勝点24(6勝6分け9敗、22得点29失点)。こちらも序盤戦に勝点を積み上げた後、第9節から第18節までの10試合を1勝3分け6敗と苦しんだ。だが、中断前の3試合を2勝1敗で終えたことは大きなプラスだ。最大の課題が、MF伊藤涼太郎の抜けた穴をどう埋めるか。最適任者のMF高木善朗の相次ぐ故障が悩ましい。代わりにMF三戸舜介がトップ下でまずまずのパフォーマンスを披露したが、果たして再開後はどうするのか。今夏に群馬から補強した23歳FW長倉幹樹の抜擢はあるのか。松橋力蔵監督の選択と手腕が注目される。

 すでにリーグ戦の半分を消化し、残りは13試合となっている。夏の移籍によってチーム力の変化も予想される中、まずは8月の4試合をどう戦うか。そこで連続して勝ち切れるチームが出てくれば、一気に残留争いから抜け出すことは可能だ。その反対に連敗すれば、暑さも相まって精神的に苦しくなる。勝負の秋を迎える前の「夏」こそが、正念場だ。(文・三和直樹)

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