成熟した色気を追求していきたい

 今でこそ、肉食でセクシーなイメージがすっかり定着したが、モテたいという気持ちは離婚前から強かったようだ。「面白いお姉さんでもいいけど『長谷川京子とだったら付き合ってみたい』っていう選択肢に入りたい」(フジテレビ系「グータンヌーボ2」、21年1月19日放送)と言ったり、「ダウンタウンなう」(フジテレビ系、19年11月8日放送)に出演した際も、結婚していても「モテたいとは思います」とコメント。「陰で『好きなんだよね』って言われたい」と願望を告白していた。

「美容雑誌の取材に『若さは失っていくものだけど、成熟してこそ出せる色気はどんどん深まっていくから、そういうものをこれからは追求したい』と話しています。また別のインタビューでも、『子育てに限らず、成長したい、向上したいと思ったときは、何かを壊してでも進まないと現状は変わりません』『そのために、お母さんはこうあるべきというイメージを自分の中から取り払いたいと思っています』とも話しています。まさに、離婚をして前に進み、モテたいという欲望をむき出しにして、有言実行している感じがします」(女性ファッション誌のライター)

 芸能評論家の三杉武氏は長谷川についてこう述べる。

「長谷川さんはモデル出身ということで、若いころから同世代女性の支持は高く、化粧品など数多くのCMに起用されました。そういう意味では、現在手掛けているランジェリーブランドのプロデュースなどは親和性が高いと言えるでしょう。もっとも、独身時代はそこまでセクシーさを前面に押し出すタイプではなく、一部ファンの中には当時のイメージとのギャップに戸惑いを見せる人もいるようです。とはいえ、年を重ねても美しくありたい、セクシーでありたいと人生をポジティブに楽しもうとする姿勢に共感したり、励まされたりする人も多いのではないでしょうか。離婚して新たな人生を歩みはじめたようですが、『金魚妻』での“艶技”にも、そうした心境や私生活の変化が表現されていたと思います」

 たびたび「体を見せることには抵抗はない」と公言している長谷川だけに、また世間を驚かせるような、新たな話題を作ってくれるかもしれない。

(高梨歩)

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高梨歩

高梨歩

女性ファッション誌の編集者など経てフリーライターに。芸能やファッション、海外セレブ、育児関連まで、幅広いジャンルを手掛ける。活動歴は約20年。相撲フリークの一面も。

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