だが政府に、この問題に対して本腰を入れる気配はない。具体的な進展もないまま、佳子さまは今年、29歳の誕生日を迎える。
女性宮家を含め、女性皇族の「独立」をめぐる案は過去に何度か議論されている。八幡さんはこう話す。
「悠仁さまへの皇位継承を前提とするならば、秋篠宮家の感触は否定的なものではなかった。そんな話も伝わってきました」
佳子さまのひとり暮らしは、独立した女性皇族としての存在をイメージさせる部分もある、と話す。
「政府がいますぐに皇室典範改正にかかわる行動を起こす予定があるとは思えません。しかし、いま皇室にいる内親王や女王方が結婚によって皇室を離れれば、公務は継続できない。皇室が立ち行かなくなるのは、明白です。旧皇族の復帰案と並び、何らかの形での女性皇族の復帰が皇室の未来につながる可能性はあると思います」
佳子さまの「ひとり暮らし」騒動。皇室の未来につながるものとなるのか。
(AERA dot.編集部・永井貴子)
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