元おニャン子クラブの渡辺美奈代(53)には、今でも多くのファンがいる。【前編】では、主におニャン子クラブ時代を振り返ってもらったが、【後編】では結婚に至るまでのエピソードや息子たちとの生活ぶりなどを語ってもらった。夫の矢島昌樹氏と知り合ったのは21歳ごろ。2人は今年の3月28日で、結婚27周年を迎えた。現在は家族4人で暮らしているが、どのような生活を送っているのか。詳しく話を聞いた。
※【前編】<元おニャン子・渡辺美奈代が明かすアイドル時代 「スキャンダルで追いかけられたのは1度だけ」>より続く
* * *
渡辺と矢島氏が付き合うきっかけとなったのは、渡辺が歌手の郷ひろみと共演したフジテレビのドラマ「生前情交痕跡あり」(1991年7月放送)の打ち上げパーティーだった。
渡辺は夫とのなれそめをこう明かす。
「打ち上げで同じテーブルになったんです。四角いテーブルで、たしか、私の前には郷ひろみさん、斜め前に夫が座っていました。皆で話をしてちょっと間が空いたときに、夫から『ちょっとお手洗いに行って、コースターに電話番号を書いてきて』と言われたんです。そんなことをしたら証拠が残ってしまうので、『ごめんなさい、それはちょっとできません』とその時は断ったんです。その代わりに、『じゃあ、一回だけ口頭で言うから、覚えてたら縁があったと思って』と、口頭でナンバーを言ったんです」
渡辺はお酒が飲めないのもあり、マネジャーとともに打ち上げの途中で自宅に帰ったという。
「当時は携帯電話もないので、口頭で伝えたのは自宅の電話番号です。家に着いた途端、電話がかかってきました」
取材に同席した夫はこう話す。
「美奈代さんが打ち上げ会場を引き上げてから30分くらいたったころ、『そろそろ家についているはずだ』と思って、パーティー会場のお店から急いでかけたんです(笑)」
それから7年ほどの交際をへて結婚した。夫婦は今年3月28日で結婚27周年を迎えた。夫妻の間には、長男・矢島愛弥(まなや、25)さんと次男・矢島名月(なづき、19)さんの2人の息子がいる。