最近のpecoさん(インスタグラムより)
最近のpecoさん(インスタグラムより)
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 現在4歳になる男の子を育てるpecoぺこ)さんとryuchellりゅうちぇる)さん。昨年8月、婚姻関係を解消しましたが、これまで通り3人で「新しい家族の形」を築いていくことを公表しました。本連載では、お二人の日々の育児や家庭について交互に語ってもらっています。今回はpecoさんに、息子さんが「死」に関心を持ち始めたことについて話を聞きました。

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 息子が「死」についていろいろと考えることが多くなっていて、この一年間くらいよく質問してきます。

 きっかけは映画です。息子はディズニーの『リメンバー・ミー』という映画が大好きです。これはミゲルという主人公が死者の国に迷い込む、というお話です。死者の国でガイコツの人たちが暮らしているんです。家族の愛がテーマのとってもいい映画で、私も大好きです。

 で、この映画を見て、息子が「死んだらどうなるの?」、「お空にいくの?」、「落ちてこない?」、「ガイコツになるの?」と聞いてくるようになりました。

 こういう質問にどう答えるかって難しいですよね。ファンタジーのように答えることもできますし、「もうちょっと大きくなったら教えてあげる」とか、先延ばしにすることもできるかもしれません。

 ただ、息子も4歳なので、しっかりと伝えていいかなと思いました。悲しい思いをさせたくないですが、とても大切なことですから。

 それで「とても怖いし、悲しいんだけど、人はいつか死んじゃうの。死んだらお別れをしないといけないの。体を焼いてもらって、それで煙になって、お空にいけるんだよ」となるべくわかりやすく伝えました。

 その後、息子なりに想像するところがあって、「ママも死んじゃうの?」、「ママが死んだらどうなるの?」って、泣いてしまうことがありました。半年くらいは頻繁に聞いてきました。

 その後、去年の11月に私たちの結婚式でもお世話になったフラワーデザイナーのお友達が亡くなりました。また、先月、春休みで帰省したときに実家で飼っているワンちゃんが「もう長くないかもしれない」という状況になりました。

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ryuchell & peco

ryuchell & peco

ryuchell タレント・株式会社比嘉企画代表取締役。1995年生まれ、沖縄県出身。個性的なファッションと強烈なキャラクターで注目を集め、パートナーのpecoと多数のバラエティ番組に出演。pecoと入籍し、一児の父となった現在は育児やSDGs・報道番組への出演など活動の幅を広げ、2020年よりNHK「高校講座・家庭総合」のMCを務める。自身SNSでの”自己肯定感”に関する発信がたびたび話題となり、2021年に初の著書となる「こんな世の中で生きていくしかないなら」を出版。現在は女性誌等で5本の連載を持つ。 peco モデル・タレント。1995年6月30日生まれ、大阪府出身。原宿系ファッションのカリスマ読者モデルとして10代を中心に人気を集める。パートナーのryuchellとバラエティ番組やTVCMに多数出演。一児の母となった現在は育児や生活の様子を投稿したSNSが人気。

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「明日の朝、ママが死んだらどうするの?」と聞かれ…