韓国は、「カフェ大国」とも言われる。ソウルを中心に、韓国の伝統家屋をリノベーションした韓屋(ハノク)カフェや世界観を作り込んだコンセプトカフェなど、趣向を凝らしたカフェが点在する一方、海外資本のものから韓国発のものまで、カフェチェーンがしのぎを削る。ソウルラバーたちにとってカフェは、旅のデスティネーション(目的地)にもなり得る場所だ。
4年ぶりに改訂された「&TRAVEL ソウル」は、ソウルの最新愛されカフェを大特集。この記事ではその特集から、「深夜営業」「激安」などそれぞれに特徴のある韓国発6大チェーンを紹介したい。
本格コーヒーが楽しめる「HOLLYS」
王冠のマークが目印のHOLLYSは、韓国初のエスプレッソブランド。深夜まで営業している店舗が多いことに加え、店内は落ち着いた雰囲気で広々しているので、休憩にはもちろん作業にも最適。実際、仕事をしたり勉強したりしている人も多い。メニューも豊富で、何度でも通いたくなるカフェだ。人気は、韓国産100%のサツマイモで作られた「サツマイモラテ」(6000ウォン)と「イチゴチーズケーキトゥンカロン」(2900ウォン)。
本格スイーツなら「A TWOSOME PLACE」
コーヒーはもちろん、ケーキやマカロンなどの本格スイーツを楽しめる、ケーキ屋さんも顔負けのデザートカフェ。チェーン店のクオリティーとは思えないスイーツがズラリと並ぶ。おすすめは「カフェアメリカーノ」(4500ウォン)と代表的メニューの「すくって食べるティラミス」(6500ウォン)。取材したソウルカフェラバーはこのティラミスに「ほっぺたが落ちた……!」。店内は洗練された雰囲気で、営業時間が長いのもうれしい。