番組ホームページを見てみますと、上記の出演者の方々の他にも、「リポーター」の方々がいらっしゃいます。総勢11名の若い女性の方々。
あちらこちらに取材に飛び回らなければいけないので、最低でもこのくらいの人数は必要なのだと思います。
拙著「心のおもらし」のインタビュー取材も、この11人のリポーターの中からお1人、聞き手としていらっしゃるとのこと。
「心のおもらし」というタイトルの本を、うら若き女性に取材して頂くことに何やら背徳の香りがしないでもないですが、いや、そんなことはどうでもいいんですが、
あの、ですね。
今回のコラム、地方ロケ中に上機嫌でビールを呑んだことを書いたりして、ただでさえ怒られそうな内容なのに、さらに怒られそうなことを書きますと、この筆者インタビューを受ける前、僕は正直、こんなことを思っていました。
リポーターさん、多分、本の全部は読んでこないだろうな、と。
この本、343ページという結構な分厚さ。そして何より、わりと急に決まった話だったので、取材まであまり日にちがなく、さらにそのリポーターさんのプロフィールを拝見しますと、本来は女優活動などをされていて、「リポーター」がいわゆる「専職」ではない。このようなことから、本当に大変失礼ながら、本を読み込んでから取材にのぞむ、なんてことはあまり期待してませんでした(繰り返しになりますが、本当に失礼なことを書いてます。ごめんなさい。ただ、正直にそう思ったのです)。
取材、当日。
僕が部屋に入ると、リポーターである22歳の女性は、少し緊張した感じで、でも元気に、丁寧な挨拶をしてくださいました。
僕が椅子に座ってもまだ立ってらっしゃるので、「どうぞお座りください」と彼女をうながしました。
「失礼します」。そう言って座った彼女の膝の上に置かれた「心のおもらし」をチラリと見て驚きました。
ビッシリと、本当にビッシリと、何枚も何枚も付箋が貼ってあったのです。
インタビューが始まります。
さらに、さらに彼女には驚かされました。