「騒動直後は『干された』という声もありましたが、今年に入ってから完全復活に向けて快進撃を続けています。現在公開中の映画『銀河鉄道の父』では、菅田将暉さん演じる宮沢賢治の妹役に選ばれました。賢治の理解者で、深い愛情で家族を支える難しい役柄を見事に演じて絶賛されています。今までとは違った森さんの“強さ”が感じられる作品であり、彼女の新境地といえるでしょう。また、昨年からはアイスのCMにも起用され、キュートな魅力でSNSでも話題となっています。さらに6月下旬公開予定の映画『君は放課後インソムニア』で奥平大兼さんとのダブル主演も決まっており、以前の勢いが復活しつつある感じです」(前出の編集者)

■菅田将暉の家族も演技にほれた

 5月5日に行われた「銀河鉄道の父」の初日舞台あいさつでは、白いノースリーブのワンピース姿で登場。黒髪ストレートのヘアスタイルも相まって、SNSでは「色気すごい。大人七菜も大好き」などと絶賛の声が相次いだ。また同17日に行われた「君は放課後~」の完成披露上映会でも、レースが施された白いノースリーブのワンピースで登場。透明感はそのままに、大人っぽさが増した印象だ。

「一時は『新あざとい女優』などと呼ばれ、一部の女性からはウケが悪かった。森さんは丸顔でまん丸な瞳が魅力的な小動物系のかわいらしさですが、小柄であることから、どうしても上目遣いになってしまう。また、若いころは素朴であか抜けない感じを前面に出していたこともあったので、それらを“あざとい”と感じた視聴者もいたのでしょう。しかし実際に会った人にはとても好印象のようで、『銀河鉄道の父』のメイキング映像や舞台あいさつからは、役所広司さんや菅田将暉さんがとてもかわいがっている様子が伝わってきました。菅田さんは、家族が映画を鑑賞後、森さんのことしか言わないくらいファンになっていたと語っており、いろんな人を巻き込む力も持っているなと思いました。まだ21歳ということで、末恐ろしいですが、将来的に大女優になる素質は十分でしょう」(前出の制作スタッフ)

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ルックスだけでなく「表現力」も豊か