「実績や(日本復帰時の)年齢などは異なるが、故障での手術経験がある元メジャーリーガーという部分では2人を重ねる人も多い。資金力豊富な球団とはいえ、コロナ禍もあって球団経営は決して楽ではない。過去の失敗を精算する意味でも有原に活躍してもらわないと困る。結果を残してくれれば日本一奪回にもつながる」(ソフトバンク担当記者)
今季のパ・リーグは3連覇を狙うオリックス、ロッテ、そしてソフトバンクが上位争いをしている。どのチームとも投手陣を軸にしっかりとした野球を展開しているが、頼りになる投手は1人でも多く必要で有原の一軍登板も待ち望まれている。
毎回、波乱が起きる交流戦での登板が予想されるかつての最多勝投手だが、どんな投球を見せてくれるのか。有原の活躍次第ではリーグの勢力図も大きく変化しそうだ。「目標でなく、優勝します! 日本一になります!」と宣言した藤本監督を男にしたいところ。ホークス関係者のみならず、誰も有原のピッチングに注目している。