スマホが高価になってきたこともあり、同じスマホを長く使う人は増えている。だが、バッテリーの劣化やOSのアップデート間隔を考えると、2年程度で切り替えていくのが効率的ではある。その中で、定価の半額程度の出費でハイエンドなスマホを買えるようにする1つの工夫と言える。なお、同様のサービスはKDDIやソフトバンクなど他の業者も対応していることが多い。
なお前述のように、現在は回線サービスと端末販売が分離されているため、どの回線を使っている人でも、端末だけをどの回線事業者からも購入できるようになっている。回線と端末を分けないほうが契約などの際には話がスムーズで楽ではあるものの、値段を比べてお得なところを選ぶことはできる。
■「中古販売店」と「メーカー/通信事業者引き取り」の違いはどこに
使わなくなったスマホを自宅に寝かせておくくらいなら、中古として引き取ってもらった方がいい。それが新しいスマホを入手する原資になるならなおさらだ。スマートフォンメーカーによる下取りであっても、携帯電話事業者による残価設定型であっても、考え方は同じだ。
ならば、中古販売店にスマートフォンを売って原資を得ることとは、どこが違うのだろうか?
中古販売店とメーカー/携帯電話事業者の買取りには、端末評価の面で違いがある。
一般的にいえば、中古販売店の方が「端末の傷み」などを条件とした買取り金額査定が厳しい。中古販売店は質のいい端末を再販売したいので、傷みの少ない端末を求めているからだ。そのため、2年という期間に拘らず、短期で新しい端末を使っていきたい人は、端末を綺麗に維持した上で中古販売を活用していくことをお勧めする。
一方で、携帯電話事業者の買取りは、1年もしくは2年の利用が想定されている。2年使い続けた端末としては高めの残価が設定されており、実質的に「割引」として機能している部分がある。ただし、あくまで割引に近いもので、一般的な中古販売ほどの自由度はない。