スマホは毎年、最新機種が出ていて、すぐに古いものになる。しかも高額化が進み、価格は高いものだと20万円を軽く超えるほど。悩ましいスマホの買い替えだが、いまちょっとの工夫で最新機種を気軽に手いれる方法がある。新しいスマホの買い方の基本を改めてまとめてみた。
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少し前から、スマートフォンを買おうとする携帯ショップで、目につくようになったのが、使わなくなった機種の「中古買取り」と「分割払い」だ。
■スマホの「割引」に制限がある日本市場
スマホの性能は上がり、安価な製品でも基本的な使い方なら満足できるものになってきた。ただそれでも、最新の、高性能なスマホを求める人が多いのも事実。長く使っても性能が陳腐化しづらく、日常的に使うカメラの性能が高いことなどが理由だが、「慣れ親しんだブランドのスマホをそのまま使いたい」という人もいるだろう。
過去には日本でも、スマホの「割引販売」が積極的に行われていた。携帯電話の契約や特定のサービスへの加入などを条件に、スマホの購入価格が割り引かれる……という仕組みだった。
だが現在、携帯電話回線のサービス料金と、スマートフォンの端末販売代金は「分離」が基本。割引は2万円までと定められている。原価の安いスマホは割引率が高いが、高価なスマホは買いづらくなっているのだ。
ちなみにこの規制、他国ではあまり行われていない。そのため、他国に比べ高性能のスマホがあまり売れず、「日本での5G普及を阻害する原因の1つ」ともされている。
一方で、回線料金と端末の「分離」が徹底された結果、自分が使っている携帯電話事業者以外から端末を購入してもいい、という変化が生まれた。今も「自分が使っている携帯電話事業者から購入する」人がほとんどだが、スマホの入手自体は、スマホメーカーや中古販売店など、さまざまなルートが活用できるようになっている。
■アップルやグーグルは「スマホの下取り」を推進
回線とスマホの別売りが進んだことで、ハイエンドで商品としての魅力が高く、そして高価なスマホを売るために、メーカー側も色々な工夫をしている。