アサヒカメラ7月号
アサヒカメラ7月号
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 カメラ・写真の月刊誌「アサヒカメラ」(朝日新聞出版発行、毎月20日発売、発行部数約50,000部)では、毎年7月号(6月20日発売)でヌード特集を組むのが恒例。今年も沢渡朔、加納典明、横木安良夫、など名だたる写真家のヌードが48ページに渡り展開される。なんといっても今年の目玉はあの壇蜜。これまでの雑誌グラビアとは一線を画したナチュラルなヌードが必見だが、その撮影現場でのこぼれ話を担当編集Tが語る。

 今をときめく壇蜜さんを、アサヒカメラ7月号の特集で撮影できないだろうか……写真家のZIGENさんからそのような相談を受けて、即座に事務所に連絡を入れる。しかし予想通り、スケジュールに余裕がないとのことで、実現は難しいかと思われた。それが、ひょんなことからとんとん拍子で話が進み、撮影日を迎えることができたのだ。

 某月某日、都内某所のホテル。スタッフにお土産を忘れない壇蜜さんが持ってきてくれたモノは、なんと「くいだおれ太郎サブレ」。あのコテコテの大阪名物宣伝ロボットをかたどったサブレである。壇蜜さんとイメージのギャップにのけぞりながら、一同ありがたくちょうだいした。

 やがてスイートルームで撮影はスタート。室内での撮影がもったいないくらいのピーカンの天候で、窓からは光が燦燦と降り注ぐ。その光を巧みに使いながら、ZIGENさんはシャッターを切る。着衣の撮影からスタートし、徐々にセクシーモードへ。このとき、スタッフは別室に控えてモンモンとしていた。

 熱の入った撮影が一段落し、遅めの昼食タイムへ。仕出し弁当を注文しようと思い、壇蜜さんに「なにかお好みはありますか?」と聞くと「カレーがいいです」と即答。実にわかりやすくていいですね。

 ということで、カレーで元気をチャージして午後の撮影がスタートした。ZIGENさんもよりパワーアップし、お互いに挑みあうようなテンションの中、撮影は進んでいく。スタッフ全員が今回の撮影の成功を確信したとき「おつかれさま!」の声がかかった。

 「いつもよりずっと多く撮っちゃったよー!」と笑うZIGENさんの額には汗が光っていた。