秋篠宮ご夫妻が、外務省に娘夫婦の生活をサポートするよう望んだといったようなことは起こり得るのだろうか。先の江森さんは、首を横にふる。
「ご夫妻が経済的な援助をなさっているとか、連絡を取っているといったことは、私は知りません」
ニューヨーク総領事との接見も大使ならば天皇との接見だが、総領事であれば皇嗣である秋篠宮ご夫妻と接見が順当であり、不思議なことではない。
「公的な仕事の一つとして総領事に会われたのだと思います。娘夫婦の支援などをお願したということではないでしょう」と、江森さんは言う。
公私の「けじめ」に厳しい秋篠宮さま
特に、秋篠宮さまは、税金の使い道と公私のけじめに厳しい性格だ。
「秋篠宮さまは、婚約内定者であった小室さんに、警備のありようについても検討するように伝えています。つまり、納采の儀を終えておらず、まだ眞子さんの正式な婚約者でもない小室さんが警備対象者なのかということだと思います。警備には、税金がかかります。そのあたりの『けじめ』を付けるようにと注意をされたのでしょう」
しかし、小室さんの反応は鈍かった。
また、小室さんが留学して間もない頃、米フォーダム大学が公式サイトで小室さんを「fiance of Princess Mako(眞子さまのフィアンセ)」と記載した。この件について、秋篠宮ご夫妻はひどく困惑し、すぐに宮内庁が「現時点で婚約者ではない」と、大学側に説明している。
「外務省が眞子さんと小室さんに対して、ニューヨーク生活への特別な便宜を図っているのかは、分かりません。しかし、こうしたこれまでの経緯をみても、秋篠宮ご夫妻がそれを望まれているとは考えづらい。二人の経済力や実力にふさわしい、身の丈にあった生活を望まれているのだと思います」
また週刊誌では、眞子さんの姿がニューヨークの病院でも目撃されたとの記事や、妊娠と帰国の可能性についても触れている。
このあたりは、江森さんはどう見ているのか。
「まずは、安定した生活基盤を作ることが大切だと思います。また、海外に拠点を置くことを望んでいる眞子さんのためにも、是非、小室さんは弁護士試験に合格してもらいたい。私は、眞子さんが生まれた頃から、彼女の成長を見守ってきました。眞子さんと小室さんには、笑顔の絶えない明るい家庭を築いてほしい。二人の幸せを心から願っています」
(AERA dot.編集部・永井貴子)