ニューヨーク州弁護士の試験は、絶対評価での採点で落とすための試験様式ではない。400点満点で、266点以上とれば合格できる。
小室さんは、米フォーダム大学の法科大学院でLLM(法学修士)コースで1年学び、さらにJD(法務博士)に編入して、合計3年間はしっかり学んでいる。同大学のJD修了生の同試験合格率は92%。昨年7月の1回目と今年2月の2回目の試験で小室さんも合格確実とみられていたが、残念な結果に終わっている。
米ニューヨーク州司法試験委員会(The New York State Board of Law Examiners)の昨年7月試験のデータを見ると、「リピーター」と呼ばれる小室さんのような再受験者の合格率は、18%にまで激減する。
「法務助手でもよいとお考えでは」
小室さんは、現在勤務する法律事務所で、「Law Clerk」(法務助手)として働いている。3回目の挑戦が成就しなければ、法務助手のまま勤務し続けることになるのだが――。
江森さんは、こう話す。
「秋篠宮さまは、小室さんが日本の法律事務所でパラリーガルとして働いていた時も、『パラリーガルのままでも良いですよ』と、私に答えています。たとえ弁護士の試験合格を逃して法務助手のままであったとしても、二人が身の丈にあった生活を送るのならば、それで良いと考えていらっしゃるのではと思います」
秋篠宮ご夫妻がこの1月に、ニューヨークに赴任する森美樹夫総領事と接見したこともあり、週刊誌などでは、森氏が中心となり眞子さんと小室さんの世話を焼いているといった記事がさかんに報じされている。それも秋篠宮夫妻の意向といったニュアンスだ。
外務省が生活をサポートは本当か
現地に暮らす邦人保護は外務省の仕事のひとつだ。元駐在大使を務めた人物は、こう話す。
「総領事館が、元皇族である眞子さんと夫の小室さんをお茶などに招いて、困ったことはないかと相談に乗るくらいの世話は焼いてもおかしくはない」