カンニング竹山さん(撮影/今村拓馬)
カンニング竹山さん(撮影/今村拓馬)
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 社会問題の裏側を徹底取材する番組に出演することも多いお笑い芸人のカンニング竹山さん。番組に携わりながら、ある葛藤を抱えているという。それは?

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 ABEMA『カンニング竹山の土曜TheNight』(8月7日放送)では『宗教で家庭が崩壊した人たちの声/政治家は集会にも来ていた』というテーマで旧統一教会を取り上げました。知らないとこも多くて相当興味深かったですね。21歳の旧統一教会二世の女性に生電話でお話をうかがいました。旧統一教会の二世を「祝福二世」と呼ぶそうです。親が合同結婚式で結婚しているから、それは旧統一教会からすればめでたいこと。だから祝福二世なのだそうです。

 今回の旧統一教会のように、『カンニング竹山の土曜TheNight』は「知らないディープな世界に潜入して裏側をのぞき見する」のがテーマですが、先日、地上波の特番でホラン千秋さんと僕が司会で『ハイパーパトロール【真夏の繁華街で人生のぞいてみた!】』(テレビ東京)が放送されました。この番組の趣旨は、「行動制限のない3年ぶりの夏に全国各地の繁華街はどうなっているのか?番組スタッフが各地に散らばり徹底取材」というもので、

 要は、『土曜TheNight』でやっているようなものでもある。でも、地上波で放送できるラインとできないラインがあって、それを考えると『土曜TheNight』は相当踏み込んだ内容をやっているなと改めて思ったんですよ。

 できないことが悪いとは思っていなくて、地上波には地上波なりのできない理由があり、スポンサーやコンプライアンスもあって踏み込めないところもある。踏み込まないメディアを批判する人もいるけど、地上波の番組だったらそんなもんじゃないという感覚もある、

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踏み込めるところの線引きは難しい