もうひとつ面白いなと思ったのは、PCR検査ビジネスがかなり儲かっているんじゃないかということ。9月からは帰国前に出発地でのPCR検査の義務がなくなりますが、これまでは帰国前72時間前までにPCR検査をして陰性でなければならない。
アメリカは医療費が高額だから病院にはなかなか行かないけれども、PCR検査はしなければ帰国できないから行きますよね。そのPCR検査には15,000円程かかる。4人家族で海外旅行したら6万円もかかるわけです。そうしたPCR検査代が、検査をやっている病院には入ってくるとなると、結構な額なんじゃないかなと思いました。
PCR検査で陰性が出て、アプリをインストールして、そのアプリ画面を帰国便が到着する空港で見せる仕組みです。日本のコロナ対策っぽいなと思ったのは、72時間前にPCR検査が陰性だから飛行機に乗れたのに、機内では「マスクを着用してください」と言われる。これは、違和感があるというか、陰性の人しか乗れないんでしょ!? 検査後72時間の間に感染することもあるかもしれないけど……。
飛行機に乗るまではハワイの延長だから、誰もマスクをしていないんですよ。だけど、飛行機に乗った瞬間「マスクしてください」のアナウンスで、日本に戻った感じがした。そのギャップがありますよね。その国独自のコロナ対策なのはわかるけど、海外から見たら日本の対策は「異常じゃない!?」って思われていないかと感じた。
日本のコロナ対策を別に批判したいわけではなくて、「あれ??」というギャップに対する驚きが大きかった。最近海外に渡航した人たちと帰国後に話していて、「やっぱ、日本ってヘンだよね??」という感じ。そういうことに気がつけたハワイ滞在でした!
■カンニング竹山/1971年、福岡県生まれ。オンラインサロン「竹山報道局」は、昨年4月1日から手作り配信局「TAKEFLIX」にリニューアル。ネットでCAMPFIRE を検索→CAMPFIREページ内でカンニング竹山を検索→カンニング竹山オンラインサロン限定番組竹山報道局から会員登録