カンニング竹山さん(撮影/今村拓馬)
カンニング竹山さん(撮影/今村拓馬)
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 年末年始など長期のお休みには、ハワイに行くお笑い芸人のカンニング竹山さん。ロケでハワイを訪れたことをきっかけに現地に何度も足を運んでいたが、コロナ禍で長らくごぶさただった。今夏、ようやくハワイに行くことができたが、現地で気がついた日本とはかけ離れたこととは?

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 先週、ハワイに行ってきました。行かなければならない用事もあったし、貯まったマイルを駆使して航空券を取りました。

 行ってみて感じたのは、日本人にはハワイはとても行きにくい状況だなとは思いました。まず、航空券が高過ぎる。ハワイ便がまだコロナ以前の本数に戻っていないのとLCCももちろんあまり飛んでいない。

 燃料費の高騰もあり、僕はマイルでなんとか航空券を手に入れたけど、金額で考えると航空券が本当に高い。コロナ以前の1.5倍~2倍ぐらいな感じがしました。

 それと、実感するのが円安。何を買おうにも高い。スーパーマーケットで日本だったら230~250円くらいで買えるものが460円くらいで、倍近くの値段な感じ。以前食べたことある1つ300円くらいだったスパムおにぎりが、物価高もあって、6.5ドルになっていた。1ドルを140円で換算すると、スパムおにぎり1つで910円という状態で、何を買おうにも「高けぇな~」が率直な感想。

 かつては、海外旅行ではハイブランドや高級時計を買うというのもあったけど、今は日本で買ったほうが安く手に入る。ハワイの地元の人たちもそう言っていた。ハワイで開放的になって、「せっかく来たから、これ買っちゃおう!」って気分には全くなれない。そういう部分が解決していかないと、どこの地域でも同じかもしれないけれども、観光ってコロナ以前に戻っていかないのかなと思いました。

 レストランで食事しても、現金出さないでクレジットカードで支払ってしまっているから、あとで円に換算して「うわぁ!」と震えあがった(笑)。途中で金銭感覚には気をつけ出しました。だいたいこれくらいだろうと思っていた値段が以前とは全然違う。特に飲食は、小麦などの世界共通の物価高もあるしね。

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日本とは異なるコロナに対する空気感