ヤクルトを取材するテレビ関係者はその強さについて、こう分析する。

「村上という絶対的な4番がいますが、他の主力選手を外してもチーム力が落ちないのが強みです。途中加入のキブレハンが8月27日のDeNA戦で1試合3本塁打を放つ大活躍を見せたことが象徴的です。同じ外野を守るサンタナにとって良い刺激になったでしょう。投手陣にも同じことが言える。セットアッパーの田口麗斗がコロナから復帰以降、なかなか状態が上がらない時期に同じ左腕の久保拓眞を勝負所で起用し、抑えたことで自信をつけている。采配の意図が明確なので選手も準備を整えて力を発揮しやすい。19、20年に2年連続最下位に沈むなど長年低迷していたチームを短期間で常勝軍団に引き上げた高津監督の功績は大きい。間違いなく名将だと思います」

 選手たちはリーグ連覇、2年連続日本一をかなえるまで集中力を切らさないだろう。ヤクルトは1990年代に野村克也の下でリーグ優勝4度、日本一3度と繁栄の時代を迎えた。当時守護神だった高津監督が20年以上の月日を経て、再び黄金時代を築けるか。(梅宮昌宗)

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