28歳の京田は打撃ではそこまで際立ったものはないが、守備、走塁に関しては一線級の実力を誇る。12月に実施される見込みの「現役ドラフト」の目玉と見られるほど他球団の評価は高い。巨人も同じような評価をしているようで、ポジション的にもチームの補強ポイントに適合する。

「また順調にいけば来季には源田壮亮(西武)がFA権を取得する。三拍子揃った内野手で巨人は絶対に欲しい選手。今オフ以降、巨人が再びストーブリーグの主役になるはず」(在京球団編成担当)

 巨人は1993年にFA制度が導入されて以降、12球団最多の28選手を獲得してきた。昨年オフには一度封印はしたが、状況的に今年は解禁となる可能性は高そうだ。そこにトレード、現役ドラフトなどを絡めた大型補強が見られるかもしれない。巨人が本気で補強を敢行すれば球界の勢力図も大きく変わる。今オフの巨人編成部の動きに注目したい。