特に費用の面について幼稚園側から懸念の声が上がっているようだ。製品を開発したメーカーの担当者も「性能については好評をいただいていますが、費用面で二の足を踏む施設がいらっしゃるのは事実」と認める。

 前出の「Safe Kids Japan」の山中さんはこう訴える。

「園児バスのシートベルト導入は必須だと思います。シートベルト設置や、置き去りを知らせてくれるセンサーにかかる費用を行政が補助する仕組みを作り、導入を促進していく必要があるでしょう。世の中も『ひどい』『信じられない』などと批判を繰り返すばかりでなく、新たな仕組みによって再発を防いでいく方向にも意識を向けてほしいと思っています」

 再び子どもが犠牲にならないためにも、より実効性のある対策が求められている。(AERA dot.編集部・國府田英之)

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