■中日:荒木雅博(在籍23年)
成績:2220試合 2045安打 34本塁打 468打点 378盗塁
2004年に就任した落合博満監督の下、黄金期を迎えた中日の“堅実な野球”を象徴する存在だったのが荒木だ。“アライバ”と呼ばれた井端弘和との二遊間コンビはNPB史上に残る鉄壁さを誇った。二塁手として2004年から6年連続でゴールデングラブ賞に選出。走っても2007年に盗塁王(31個)のタイトルを獲得し、通算378個の盗塁数は赤星憲広(阪神)に次ぐ、NPB歴代11位だ。打撃でも決して派手さはなかったが2017年に2000本安打も達成し、走攻守すべてでハイレベルなプレーを披露した。西沢道夫、高木守道、立浪和義に次ぐ“ミスタードラゴンズ”はファンの中ではまだ該当する選手は生まれていないという意見も多いが、荒木の功績は十分それに値するものだろう。