真冬でも「短パン」「半袖」を貫くクロちゃん(写真:本人提供)
真冬でも「短パン」「半袖」を貫くクロちゃん(写真:本人提供)
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 安田大サーカスのクロちゃんが、気になるトピックについて"真実"のみを語る連載「死ぬ前に話しておきたい恋の話」。今回のテーマは「オシャレ」。ショッピングのために、東京・代官山に週3度も通うほど、ここ最近は「オシャレするのが楽しい」というクロちゃん。しかし、なぜか「長袖」「長ズボン」はほぼ着ないという一風変わったこだわりも持っている。クロちゃんが独特の「オシャレ」感について語った。

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 ここ1年くらいの間かな。自分の中で、かなり大きな変化があった。実は、最近、オシャレをすることがすごく楽しくなったんだよね。「そんな些細なことかよ」って思われるかもしれないけど、自分の中で、これは、なかなかの変化。まさか、洋服を買ったり、コーディネートしたりすることが、こんなに楽しいなんて、まったく思ってもいなかった。

 正直、これまでボクはオシャレをすることに、そこまで強いこだわりがあるわけじゃなかった。基本的にボクはめんどくさがり屋だから、流行に合わせて服や靴などをじっくり選んだり、一軒一軒お店を巡るなんていう行為はあまり好きじゃなかった。ボクは人よりも、少し体が大きいし、今はやりのオシャレなお店に行ったって、ボクに合うサイズの服はどうせ置いてないだろうっていう変な固定概念もあった。だから、ボクが立ち寄るお店といえば「AVIREX 渋谷店」のみだった。AVIREXなら、大きなサイズは置いてあるし、デザインもボク好みだったし、プライベートで渋谷に足を運ぶことも多いから、すごく便利で都合もよかったんだよね。「ここにいけばすべてそろう」、そんな安心感もあった。

 長年利用していたお店だったし、この先も、ずっと通うつもりだった。でも、昨年の春に突如閉店してしまったの。これは、想定外だった。閉店を知った瞬間は、「これから、ボクは、どこで服を買えばいいんだろう……」って、ちょっと困惑したからね。これをきっかけに、新たなお店を探すことも考えた。でも、ボクの乏しい知識では、それも、なかなか難しかった。大きいサイズが置いてあるお店ってどこなんだろうって考えても、ホンジャマカの石塚さんがメインキャラクターをつとめている「サカゼン」っていうブランドくらいしか思い浮かばなかった。でも、サカゼンはHIRO君が着ていたから、絶対嫌だったんだよね。HIRO君と服がカブるなんて耐えられないから。

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