ボクの洋服選びのポイントとしては、プライベートだけじゃなく、テレビなどに出演する時の衣装としても使えそうなものを選ぶようにしている。両方使えると便利だしね。「映えやすい」ものを意識して、アニメ「ワンピース」に登場するキャラクター「ドフラミンゴ」みたいなド派手な上着を買ったこともある。これがまたかわいいんだよねー。
以前のボクだったら、代官山なんて絶対足を運ぶことなんてない街だったのに、今では、代官山の空気がおいしく感じるからね。もうボクにとって代官山は、庭みたいなものだよ。それも、これも、全部、たかみなのおかげ。たかみな、ありがとう。また近々、一緒にお店巡りしようね。
■「長袖」「長ズボン」を着られなくなった
気づいている人がどれだけいるのか分からないけど、ボクのファッションのスタイルは「半袖」と「短パン」が基本。冬でも、変わらず、このスタイルを貫いている。ちなみに、「長袖」と「長ズボン」を着ることはほとんどない。冬は寒いから、Tシャツなどの上にダウンなどを羽織ることはあっても、インナーとして着ることはない。テレビの衣装として用意されていたら、仕事だから、仕方なく着るけどね。
実は、ボク、「長袖」と「長ズボン」が嫌いなんだよね。
理由は、大きなトラウマがあるから。
あまり思い出したくもないんだけど、数年前に、一人の女の子と何度かデートする機会があったんだ。一緒に御飯に行ったりして、関係を深めていくうちに、ボクは、その子のことを本気で好きになっちゃったの。
だから、ボクは、その子に「告白しよう」と決意したんだ。そして、告白する時は「いつもとは違う自分を演出しよう」、そんなプランも考えた。ボクは、当時から「短パン」「半袖」ばかりを着ていたから、少しギャップを出すために、あえて普段あまり着ない「長袖」と「長ズボン」を告白の勝負服に選んだ。モノトーンな色のものを選んで、大人っぽい雰囲気も漂わせた。
「あれ、今日のクロちゃん、いつもと全然違う」って、その子に思ってもらいたかったし、何より、今までの自分を一新させるくらい、一世一代の本気の恋なんだよって伝えたかったからね。
でも、結果は最悪だった。告白する直前に、ボクは突然落とし穴に落とされちゃったんだ。そう、実は、これ全て、「水曜日のダウンタウン」が仕組んだドッキリだったんだよね。結局、その女の子も仕掛け人だったんだ。あれは、ほんとうにショックだった……。
あのデート以来、ボクは、「長袖」と「長ズボン」が着られなくなっちゃった。着ると、あのデートを思い出ちゃって、すごくつらくなる。プライベートでも何度かチャンレンジはしてみたけど、やっぱり精神的に気持ち悪くなってダメなんだよね。月日が経つにつれて、少しずつ、トラウマは小さくなってはいると思うけど、まだまだ時間はかかりそうだね……。
だから、今後も、ボクは、「短パン」「半袖」を軸にオシャレを楽しむつもり。次は、どんなアイテムをゲットしようかな。来週も代官山にいってくるしん!
(構成/AERA dot.編集部・岡本直也)