「育成のビジョンがブレる球団も人気がない。例えば、ロッテ佐々木朗希の育成は昨年まで一軍投手コーチの吉井理人氏(来季から監督に就任)に任せていた。しかし今年からピッチングコーディネーターに異動し、実質的に佐々木の育成から外れた。方針が急変したのは明白で、こういうことがある球団への信頼は揺らぐ」(アマチュア野球に詳しいスポーツライター)

 時代は変化し、SNSなどの普及で細かい情報を手軽に手に入れられるようになった。各球団の内情はどんなに隠そうとしても情報はもれてくる。情報化社会になり、ある意味でNPB側とアマチュア側が対等の立場に少し近づいたと言えるのかもしれない。今後、各球団にはさらなる経営努力、誠意が求められ、選手たちの目に魅力的に映る球団づくりも非常に大事となってくるだろう。