放送作家の鈴木おさむさん
放送作家の鈴木おさむさん
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 放送作家・鈴木おさむさんが、今を生きる同世代の方々におくる連載『1970年代生まれの団ジュニたちへ』。今回は、キッチンで妻に文句を言ったら言い返された一言について。

【写真】妻の大島美幸さんと写る鈴木おさむさん

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 先日、21時過ぎに仕事を終えて家に帰った。妻がスマホを見ながらソファーで一休憩。息子・笑福はユーチューブを見ている。

 僕は小腹がすいていたので、自分で軽く料理を作る。妻が「私、やろうか?」と言うが、僕はこういう時に自分で作りたいタイプなので「大丈夫。自分でやるよ~」と言う。

 キッチンは、妻と息子が食べたあとの夕食の食器などが置いてある。

 僕が料理を作り始めると、妻が「よし!!」と起き始めて、キッチンに来る。そして片づけを始める。

 ここで問題が起きる。うちのキッチンは決してかなり広いわけではないキッチン。調理をしている僕の後ろを妻が通ると、結構キツキツになるのだ。

 これを読んでいる皆さんはお分かりと思うが、僕も妻も痩せている方ではない。いや、太っている方。いや、太っている。ということは、体の厚みもあるのだ。この体の厚みのある者同士が狭い場所で交差すると結構、キツキツになる。

 想像してください。家のキッチンに力士が二人重なる絵を。

 調理している僕は片手に包丁を持っていたりするので、ビビりの僕はドキドキしてしまう。

 このようなことが度々ある。

 スマホを見ていた妻が、僕が自分の分の食事を作ろうとすると、立ち上がり、片付け始める。

 それにより、キッチンがキツキツ渋滞になる。

 今までは、そのことを口にしなかったのだが、この日、ついに口にしてしまった。「なんで俺が料理作り始めると、一緒に動くのかな~」と。

 妻には妻の時間がある。わかる。だが、僕が料理を作る前に、片付けることも出来たはずだ。

 前はあまりこういうことはなかった。理由は分かっている。妻がスマホを見る時間がこの一年でかなり増えている。

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「昔はそんなこと言わなかったぞ!」