【3年ぶりご一家揃っての公の場はコーデがリンク率高め!】

特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」を鑑賞されに東京国立博物館に到着した天皇陛下と雅子さまと愛子さま
特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」を鑑賞されに東京国立博物館に到着した天皇陛下と雅子さまと愛子さま

 22年11月24日、天皇皇后両陛下と長女の愛子さまが、特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」を、およそ1時間半にわたって鑑賞された。

 3人揃っての公の場は、20年1月の両国国技館での大相撲観戦以来のこと。天皇陛下雅子さまの装いは色合わせなどリンクすることが多いと話題だが、今回の天皇陛下と雅子さま、そして愛子さまもリンク率高めだった。天皇陛下は黒いスーツに薄い水色ドット柄のネクタイ、雅子さまは淡い水色のパンツスーツ。愛子さまは薄水色に紺色のラインの縁取りが入ったノーカラージャケットにネイビーのスカートといういでたち。

 10月22日、23日に沖縄訪問の天皇陛下と雅子さまとの色合わせやかりゆし姿のおそろいコーデも話題になったが、今回のご家族揃ってのコーデの統一感は、まさに仲の良さがにじみ出たものだった。昨年、20歳のお誕生日を迎え成年皇族の一員になられたときの家族のエピソードも仲良し家族である様子がうかがえた。

「両親との思い出といいますと、やはり私の学校の長期休みに出かけた旅行のことが真っ先に思い浮かびます」と語った愛子さま。ご静養先で「サーフボードに天皇陛下と雅子さまと愛子さまで3人で座るチャレンジ」で、まさかの海にドボン! そんなほほ笑ましいエピソードを披露した。思い出話の締めには「お話しし始めると日が暮れてしまうかもしれません」とユーモアでまとめるところも天皇陛下譲りなのかもしれない。

 こうしたエピソードも含め、なんともほほ笑ましい愛子さま。元宮内庁職員で、『いま知っておきたい天皇と皇室』(河出書房新社)の著書がある皇室解説者の山下晋司さんは愛子さまが愛される理由をこう分析する。

「雅楽鑑賞のとき、明らかに緊張しておられたところが、かえって自然体でした。今年3月の20歳をお迎えになっての記者会見でも、話し方、表情、そして緊張されているところも含めてとても自然体でした。無理に笑顔を作ろうとして口角を上げたりするなど作ったところが全くなくて『素の愛子さま』という印象がとても良かったのでしょう。この記者会見で、ご自分の性格を『人見知りなところがある』と話されました。お小さいころから人見知りなところがあると聞いておりましたので、皇室の方が人見知りなのはいかがなものかと思っていました。しかし、記者会見でのご様子からもわかるとおり、公務に支障が出るほどの人見知りではありませんし、その性格も含めた自然体にむしろ国民は親しみを感じるのではないでしょうか。ですから今は人見知りのままでいいのではないかとまで思っています」(山下晋司さん)

 21年間をご自身のペースで自然体に歩まれてきた愛子さま――21歳のお誕生日も天皇陛下、雅子さまとご家族揃って成長を祝い、楽しまれることだろう。(AERAdot.編集部・太田裕子)

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