天皇皇后両陛下の長女・愛子さまは1日に21歳の誕生日を迎えた。先日、佳子さまと雅楽を鑑賞なさったときの愛子さまは「所作が両陛下に似ている」と評判だったが、国民に愛される愛子さまの21年間をご家族の写真とともに振り返る。
【写真】愛子さまと天皇陛下は息がピッタリ!? シャツのチェックがまさかの柄かぶり!
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11月5日、天皇皇后両陛下の長女・愛子さまが、宮内庁楽部による雅楽の定期演奏会をそろって鑑賞されたとき、SNSでは「お辞儀なさるときも丁寧に落ち着いたご様子で。学ぶことに対する熱心な姿勢は天皇皇后両陛下譲りですね」「愛子さまの所作が両陛下そっくり!」「敬宮愛子さま、出迎えた方々一人ひとりに丁寧に会釈されていて素敵だわ。天皇皇后両陛下の薫陶を受けていらっしゃる。所作が両陛下そっくりで美しい」との声があふれた。
写真を紐解くと、愛子さまに注がれた愛情と家族の仲むつまじい姿が見える。
【12月1日にご誕生された愛子さまと退院】
2001年12月1日にご誕生され、8日に雅子さまと退院された愛子さま。ご誕生に際した記者会見で、パパになった天皇陛下(当時皇太子さま)は名前の由来にからめて、こう述べられた。
「愛子には1人の皇族として立派に育ってほしいですし、名前のように、人を愛して人からも愛され、人を敬い人からも敬われるような人に育ってほしいです」
名前の由来の通り、生まれてすぐにご両親からの愛情をたくさん受けた愛子さま。天皇陛下(当時皇太子さま)は分娩室で出産に付き添われ、その後もおむつ交換や沐浴など、よく子育てを手伝われイクメンだったそう。
また、母である雅子さまが後の記者会見で、愛子さまの誕生について語られたお言葉は、いまでも私たちの心にしみわたる。
「誕生を楽しみに思うと同時に、無事に出産できるまでは、と不安に思うこともありました。無事に出産できたときには、ほっとすると同時に、生まれた子どもの姿を見て、ほんとに『生まれてきてありがとう』という気持ちでいっぱいになりました。いまでもその光景ははっきり目に焼き付いています」
思わず涙がこぼれる雅子さまの背中に、天皇陛下(当時皇太子さま)が優しくさするように手をあてて励まされた。その手の温もりを受けて、「母親になって涙もろくなったようです」と笑顔を見せられた。さすが機転のきく雅子さま、すぐに場の空気を切り替えられた。